6.4 難関大合格者が活用したYouTube/ウェブサイトランキング
更新日 2021年5月4日
目次一覧
難関大合格者はYouTube/ウェブサイトを参考にしているか? 上智MARCH/関関同立/早慶/旧帝一工/東大京大の合格者が使ったYouTube/ウェブサイト ランキング 難関大合格者の動画の活用の仕方 (参考)アンケートの実施方法、集計方法難関大合格者はYouTube/ウェブサイトを参考にしているか?
近年、勉強の解説をするYouTube動画やウェブサイトがたくさん出てきています。
ですが、あやしいサイトも含まれており、どのサイトがいいのか分からないなんてことはないでしょうか?
そもそも難関大に合格した人は、YouTube/ウェブサイトを参考にしているものでしょうか?
関関同立/上智MARCH/早慶/旧帝一工/東大京大の合格者別に、YouTubeや勉強サイトを参考にしたかを聞いてみました。
大体難関大合格者の25~30%ほどの人が何らかのYouTubeや勉強サイトを参考にしていたものの、より難関大になるほどその率は緩やかに低くなっていました。
これは、より難関大に合格するには、演習が重要になったり、YouTubeや勉強サイトではカバーできない領域の能力が求められるからかもしれません。
YouTubeや勉強サイトは導入としては役に立つかもしれませんが、ある程度高いレベルになったら、あまり役に立たなくなる可能性があります。
有効なYouTubeや勉強サイトは積極的に活用しつつ、過度に依存しすぎないことが大事かもしれません。
上智MARCH/関関同立/早慶/旧帝一工/東大京大の合格者が使ったYouTube/ウェブサイト ランキング
次に、主だったYouTube/ウェブサイトについて、関関同立/上智MARCH/早慶/旧帝一工/東大京大の合格者の利用率を見てみます。
関関同立/上智MARCH/早慶の合格者では、武田塾チャンネルを見ていた人が4~5%いました。
ただし旧帝一工や東大京大合格者はほとんど見ていませんでした。
『予備校のノリで学ぶ』や『とある男が授業をしてみた』は、1~3%前後利用されていました。
知名度に比べると低めだったかもしれません。
あと目立つのは関関同立の合格者は、『Quiz knock』や『マナビズム』なども参考にしていました。
全体を見通しても、難関大の合格者の大半が見ているような確たるYouTubeやウェブサイトはないことが分かります。
つまり、こうしたものを見なくても、ハンデを負うことはありません。
無理に活用しようとせずに、自分が必要だと思ったときだけ活用する、というスタンスがいいと思います。
難関大合格者の動画の活用の仕方
関関同立/上智MARCH/早慶/旧帝一工/東大京大の文系学部の合格者に、「動画を勉強にどう活用したか?」を聞いてみました。
関関同立の合格者は、基礎学習時に動画を活用していた人が多かったですが、旧帝一工、東大京大の合格者は、分からない問題や過去問の解説として動画を活用していました。
難関大を目指すならば、何でもかんでも動画で勉強する、というスタンスよりも、分からない問題や過去問などのピンポイントに絞って動画を活用する、というスタンスをオススメします。
なお、アメリカ国立訓練研究所が『ラーニングピラミッド』という勉強方法別の定着率を発表していますが、動画を見るの定着率は20%に過ぎず、問題を解くの定着率は75%になっています。
動画が分かりやすいからといって、動画に頼り過ぎるのはオススメできません。
あくまで「問題を解く」という勉強をベースにしつつ、分からないところだけは動画を活用する、というスタンスがオススメです。
(参考)アンケートの実施方法、集計方法
以下は、どんな回答者にアンケートを取ったかが、気になる人だけ見て頂ければ幸いです。
気にならない人は飛ばしても大丈夫です。
<アンケートの実施方法について>
- インターネットによるアンケート調査で全国の899人から回答を取得。
- アンケート実施時期は2020年5月22~26日。
<アンケートの回答者について>
- 年齢は18歳114人、19歳264人、20歳380人、21歳141人。
- 性別は女性545人、男性354人。
- 第一志望は関関同立110人、上智MARCH141人、早稲田/慶応134人、北大/東北大/名大/阪大/九大/一橋/東工大/国際教養218人、東大/京大128人、その他168人。
- 出身高校の都道府県は、北海道25人、青森県7人、岩手県5人、宮城県21人、秋田県6人、山形県7人、福島県9人、茨城県14人、栃木県8人、群馬県12人、埼玉県48人、千葉県46人、東京都145人、神奈川県74人、新潟県10人、富山県11人、石川県10人、福井県2人、山梨県3人、長野県8人、岐阜県14人、静岡県20人、愛知県49人、三重県15人、滋賀県12人、京都府31人、大阪府83人、兵庫県55人、奈良県18人、和歌山県4人、鳥取県4人、島根県3人、岡山県7人、広島県21人、山口県5人、徳島県2人、香川県6人、愛媛県6人、高知県2人、福岡県28人、佐賀県1人、長崎県6人、熊本県1人、大分県3人、宮崎県3人、鹿児島県6人、沖縄県3人、国外9人、答えたくないが11人。
- 高校は国立75人、公立493人、私立310人、海外9人、解答拒否9人、高校に通っていないが3人。
- 指定した大学の受験者だけにアンケートを実施しました。事前アンケートをもとに合格した人を優先して回答してもらっていますので、実際の合格率よりも合格者の割合が高くなっています。
<集計方法について>
- 該当大学受験者は併願者を含めますので第一志望とは限りません。
- 2学部以上を受験した人は、それぞれの合否に応じて重複してカウントしています。
- 参考にしたYouTube/ウェブサイトは自由記入で回答してもらっています。
- アンケート回答者は、2017~2020年に受験した人なので、最近できたYouTube/ウェブサイトの使用者は少なく出てしまいますが、その点はお許しください。