5.4 東大/京大合格者が使用した英語長文問題集ランキング

更新日 2021年4月17日


Ⅰ.英語長文問題集ランキング:東大/京大受験者

東京大学、京都大学の合格者62人が使った英語長文問題集ランキングを紹介します。





これをもとにオススメの問題集を紹介します。


英語長文 標準レベル


東大/京大合格者が使った英語長文 標準 1位
やっておきたい英語長文500(河合)
  • 合格者の8%が使用(62人中、5人)。
  • 400~600語の英語長文20題。
  • 選択もあれば和訳や要約などの記述問題も多く、ごまかしの効かない確かな読解力を身につけるのに適しています。
  • 地方国立の過去問が中心ですが、東北大や一橋の過去問も載っています。
  • 他の長文シリーズとの比較感では、応用レベルに分類してもおかしくない難度です。
  • 設問に対する解説はていねいです。




英語長文 応用レベル

東大/京大合格者が使った英語長文 応用 1位
やっておきたい英語長文700(河合)
  • 合格者の15%が使用(62人中、9人)
  • 600~900語の英語長文15題。
  • 出題元はMARCH、地方国公立、早稲田、東大、阪大などで難度は高めです。
  • 共通テストの長文がスラスラ読めるようになってから取り組むべきと思います。
  • 記述問題が多く、ごまかしが効かない確かな読解力がつくことが多くの合格者に支持された要因と思います。


東大/京大合格者が使った英語長文 応用 2位
やっておきたい英語長文1000(河合)
  • 合格者の11%が使用(62人中、7人)。
  • 900~1600語の英語長文10題。
  • 出題元はMARCH、早慶、東大、一橋、医科歯科などの過去問です。
  • 記述問題が多く、ごまかしの効かない確かな読解力を身につけるのに適しています。
  • 時間に余裕がある人はこなしてもいいと思いますが、この問題集をこなせるレベルにあるのであれば、過去問演習を優先するのもアリだと思います。




合格した人と不合格だった人の問題集の比較

参考までに、東京大学、京都大学に合格した62人だけでなく、不合格だった71人が使った英語長文問題集も見てみます。








Ⅱ.英語長文問題集ランキング:その他の難関大合格者

主要な英語長文問題集について、参考までに他の大学の合格者の使用率も見てみます。


どの大学でも『やっておきたい英語長文シリーズ』の使用者がやや多かったです。

中でも『やっておきたい英語長文500』と『やっておきたい英語長文700』の使用者が多かったです。

『やっておきたい英語長文シリーズ』は記述式の問題が多く、ごまかしの効かない確かな読解力を身につけるのに適しているからと思います。


ただし、より難関大になるほど、こなす長文問題集の冊数自体が少なくなっています。

これは早めに過去問演習に入っているためかもしれません。

難関大ほど、英文や問題にクセがあるため、まんべんなく実力をつけるよりも、志望校特化型で実力をつけていく方が有利にはなります。

共通テストである程度の点が取れるレベルになったら、志望校の過去問を問題集と思って取り組んでみるのもオススメです。
<8.8 難関大合格者は逆算で勉強する>