13. 筆者プロフィールと思い

更新日 2021年5月4日

筆者プロフィール

本サイトは、このような者が書いています!

<経歴>

  • 地方公立高校(学年ビリ3から猛勉強)
  • 東大理科Ⅰ類(学科の最優秀卒論賞受賞、TOEIC970取得)
  • 総合商社
  • 外資系戦略コンサル
  • フリーの家庭教師
  • 地方のとある高校にてドラゴン桜プロジェクト、難関大を目指す受験生に勉強法のアドバイスをする活動中


地方公立高校でしたが、卒業後に先生から聞いた話では中学3年の内申点は同学年でビリ2だったそうです。

高校2年生の時は学校でビリ3になり留年しかけました。

そこから、独学を中心とした1年間の勉強で東大にギリギリ現役合格できました。奇跡といえる逆転劇だったと思います。

自分でも相当に工夫をした最短距離の勉強方法で奇跡的な成績の伸びをしたと思いますが、本サイトのコンセプト「たった一人の特殊な勉強方法はむしろ参考にしてはいけない」のもと、深くは紹介しません。

私の経験は極端だったので刺激的でおもしろいかもしれませんが、それが多くの人にはまる勉強方法とは限らないからです。


ただ、自分なりに独学を追及する中で、『勉強方法』を工夫しながら、やることを絞り、効率を最大限にあげた勉強をすることの威力を体感しました。

と同時に、学校の先生にススめられる勉強法、世の中で『常識』と言われている勉強法に疑問を持ちました。

先生がススメる勉強法は「なんとなく違うな」と思っていたし、素直に従っている人は逆に受験に失敗している人が多かったですし、東大生の友達に聞いても全く異なる考えをもっている人が多かったからです。

最近になって高校の先生に聞いたのですが、大学の教職課程(先生になるための大学の授業)では「効率的な勉強法」については何も教えないそうです。

つまり、先生は全くデータ的な根拠や、国際論文で研究されている「勉強法」を根拠にすることなく、先生も勘と自分の経験だけでアドバイスをしているということです。


ですから、今の高校生に家庭教師をしてみても、私が受験していた時代と何も変わっていません。

欧米や中国が国を挙げて『効率的な勉強法』を研究している中、日本は令和の時代になっても、平成、昭和時代の勉強からほぼ進化していないわけです。

それが本サイトを作るきっかけになりました。



私のプロフィールに戻りますと、大学1~2年は相当に自堕落な生活を送っていました。

恥ずかしい限りですが、バイトとサークルとお酒と麻雀の記憶しかありません。

人生に幅を持つという意味では良い経験だったと思います。


大学3年間からは、意識の高い友人との出会いをきっかけに勉強に目覚めました。

大学の授業だけではなく、経済や経営や金融や会計の勉強もしました。

この頃から年間100冊は本を読むようになりました(それまでは全く読んでいませんでした)

研究をちゃんとやりきろうと思い、卒業論文では学科の最優秀卒論賞を頂きました。


新卒では大手の総合商社に就職しました。

国際色豊かな仕事を経験させてもらうと共に、大手の日本企業の分化を骨の髄まで味わいました。

仕事の中身より、飲み会での一発芸に悩む毎日でした。

絵に描いたような「ハンコラリー」もしましたし、根回し的な仕事もたくさんしましたが、大企業特有のフワッとした意志決定プロセスを学んだのはその後に活きる貴重な経験になりました。


しばらくして外資コンサルに転職しました。

1日3時間睡眠の激務で、12時に帰れたら早い方だよね、という感覚でした。

仕事の中身にも本当に厳しくて、入社当初は毎日ボコボコにされる毎日で、精神的にこんなに参ったことはありませんでした。

商社の出来上がった仕組みの中で覚えた仕事は、新しい課題にチャレンジする仕事では全く役に立たなかったのです。

ですが、ここで受験を通して覚えた『学び方』が役に立ちました。

ゴールから考える、解きながら覚える、課題を言語化してピンポイントでつぶす、一つのテーマで学んだことを抽象化して他に活かす、学びながら『学び方』を最適化していく。

受験のときと同じような努力を続けたら、超天才ばかりが超高速スピードで仕事をする会社でもなんとかついていけるようになりました。

半年から1年ほどで、コンサルの仕事にも慣れ、自分でできる範囲が徐々に広がってきました。

結局、計16プロジェクトほどを担当させてもらい、様々な企業の課題に取り組んだことで、かけがえのない経験となりました。


その後、「やりたいことをやってみよう」と思い立ち、人生を通して自分の財産になった『学び方の体系化』をテーマに活動してみることにしました。

フリーの家庭教師として生徒を見るうちに、偶然の出会いから、地方のある高校でドラゴン桜のように、難関大を目指す生徒へ勉強法のアドバイスをする活動をしています。

生徒から学ぶことも多く、また論文を読む度に新しい発見があり、まだまだ道半ばです。



筆者の目標

私は、みなさんが新年に立てる目標、例えば「高校/大学に合格したい」とか、「ダイエットしたい」とか、「英語がしゃべれるようになりたい」など、そういった目標を達成するための『正しい方法論』を、みなさんの代わりに研究してお伝えすること、です。

例えば東大に合格した人とか、プロスポーツで活躍する人は、自分の『勉強のやり方』とか『練習の仕方』を自分の言葉でちゃんと説明できる人が多いです。

ただ単に言われたことをこなしている人と、やりながら勉強法/練習法自体を磨く人で、差が出てくるのは当然だと思いませんか?


でも「本当に正しい勉強方法ってなんだろう?」って真剣に調べたことってあんまりないと思います。

仮に調べたとしても海外の論文まで読み込む人は中々いないでしょうし、ネット上にあふれているあやしい勉強法の中から信頼できるものを探すだけで大変な作業です。

そこで、私が代わりに正しい勉強方法を研究して、みなさんに紹介できたら、と思い立ちました。


勉強の財産は、知識ではなく『モノの学び方』だと思います。

今思えばスポーツ/受験勉強や総合商社/外資コンサルでのサラリーマン生活で財産になっていることは、勉強や業界の知識ではなく、知らないモノの学び方、今できないことをできるようにするやり方だと思います。

1年間の勉強で東大に合格したり、外資コンサルで数年間で16テーマもの新しい領域にチャレンジしてきて、その都度学んできたので、今から全く新しいジャンルにチャレンジしてもやり切れる方法論と自信がついています。

ですから「勉強が無意味だ」なんて言わず、『モノの学び方』を学んでいる、という意識で捉えてもらえたらと思います。



世の中の勉強方法の問題点

世の中に『勉強方法』を紹介する本/サイト/Youtubeはたくさんあります。

ですがそれぞれの主張は全く反対のことすらあります。

あなたはどちらを信じますか?


「青チャートだけでいい」
「青チャートは絶対に使うな」

ちょっとネットで検索するだけでも、まるで反対の『オススメの勉強方法』がたくさん出てきます。

なぜこんなことが起こると思いますか?


一つ目には、たった一人の経験をもとに主張しているからです。

その人の経験としては、どれも正しいことだからです。


二つ目には、情報を発信する側が目立ちたいと思うからです。

本/サイト/Youtubeをつくる立場になって考えてみてください。

世の中にはたくさんの『勉強方法』の本/サイト/Youtubeがありますから、とにかく目立たなくてはいけません。

目立つためには、他の人と違うことは言わなければいけません。

また本当は複雑なことでもシンプルにして言い切ってしまわなければいけません。

そうすると、自分の経験の中でも極端で、特殊で、安易な『勉強方法』を言いたくなるモノです。

そうしないと誰にも見てもらえませんから。


こうして極端で、特殊で、安易な『勉強方法』ばかりが世の中に発信されて目立つことになります。

TwitterやYoutubeでバズるために間違ったことでも心の弱った受験生を狙い撃ちにするような甘い言葉をささやく人もたくさんいます。

例えば「XXだけやれば絶対に逆転合格できる!」みたいな話は、大抵ちゃんと検証されたものではなくたまたまそれで受かったたった一人の体験談です。


ですから情報を受け取る側としては、正しい情報を選別する目が必要になってきています。




これは勉強に限ったことではありません。

例えばダイエットや英会話については、毎年のように『脅威のダイエット法』『XXを食べるだけのダイエット法』といった特殊で、極端で、安易な本やYoutubeが出ては消えていきませんか?

出版社の人から聞いた話「本当に正しい情報を出して課題が解決されたら困るから、長続きしない人が気軽に手を出しては諦める本を毎年出す方が儲かる」ということでした。


情報を発信する側が「目立たなきゃいけない」と思う限り、どんどん極端で、特殊で、安易な情報が増えてしまいます。

その結果、情報量は増えても、逆に信頼できる情報の割合は減ってしまい、我々は正しい情報を見つけるのが難しくなります。


ネットが登場しても、受験生の負担が30年前に比べてちっとも減っているように見えないのは、ここに原因があるのではないでしょうか?



なるべく多くの人に当てはまる勉強方法とは

ですから、本サイトは「たった一人の特殊な勉強方法はむしろ参考にしてはいけない」、というコンセプトを大事にしています。

私自身の経験もできる限り載せないようにしています。


代わりに、なるべく多くの人に当てはまる勉強方法を探すために、難関大を受験した合計1000人にアンケートを取りました。
※一度目のアンケートは101人、二度目のアンケートは899人です

1000人の勉強方法と、大学の合否を照らし合わせることで、『合否を分けた勉強方法』を洗い出しました。

不合格だった人がやっていなくて、合格した人が実践した『勉強方法』は、合格につながる『勉強方法』である可能性が高いということです。


たった一人の経験をもとにした、また極端に特殊な部分が強調された『勉強方法』よりは信頼できるものなはずです。

実際、アンケートを実施する中で、私が元々想定もしなかった勉強方法もたくさん見つかりました。


ただしこれもあくまで「多くの人に当てはまる勉強方法」であって、「絶対に全員に当てはまる勉強方法」ではありません。

したがって、このサイトで紹介する勉強方法を、まずは試しにやってみて、効果が出たものや、気に入ったものだけを採用してください。
(もちろんなるべく有効な勉強方法を紹介しているつもりです)

「トライ&エラーで自分に合う勉強方法を探す」ということ自体が、受験勉強の最大のコツです。




このサイトで紹介した内容が、少しでも皆さんの役に立てばとの思いです。


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