6.2 難関大合格者が活用した塾

更新日 2021年5月3日


塾のデータを見るにあたっての注意点

塾/予備校は「合格者数」を発表しますが、それはフェアではないと思います。

「合格者数」には模試を受けただけの人も加算されています。

そして「合格者数」は発表しても「不合格者数」を発表する塾はほぼありません。

それは塾の授業の質ではなく、生徒数の規模を競っているようなものです。


一生を左右しかねない塾の選択なので、なるべく多くの情報をもとに判断してほしいと思い、アンケート結果をお伝えしたいと思います。

アンケート回答者は、上智MARCH/関関同立/早慶/旧帝一工(東大/京大を含む)を受験した899人、併願を重複カウントすると2446人になります。

回答者数は充分でないと思うかもしれませんが、「数人、数十人の先輩や友達の意見をもとに決めるよりはちょっと信頼できるかも」と思ってもらえたら幸いです。


ここでは『塾ごとの合格した人の数と、不合格だった人の数』を紹介します。

ただ、合格者数と不合格者数の比率だけでは塾の良し悪しは判断しきれません。

不合格だった人が多い塾は、もしかしたら元々出遅れた受験生が多く通っているのかもしれませんし、あえて難しい大学へのチャレンジを応援しているのかもしれません。


そこで、受験生による評価として『その塾に通ったお陰で成績が上がったと思うか?』という質問の結果もまとめます。

また合格圏外の偏差値から難関大に合格した人が通っていた塾も紹介します。 具体的には以下です。
『⑦高校3年生の春の全国模試で偏差値55以下から上智MARCH/関関同立を受験した人』
『⑧高校3年生の春の全国模試で偏差値60以下から旧帝一工/早慶を受験した人』


塾は問題集以上に様々な特色があり、合う/合わないといったものがあると思うので、具体名を挙げてオススメはしません

どの塾にするか判断するときの材料の一つとして活用頂けたら幸いです。





①旧帝/一橋/早慶/上智MARCH/関関同立の受験者(文系)が利用した塾








②旧帝/東工/早慶/上智MARCH/関関同立の受験者(理系)が利用した塾








③上智MARCH/関関同立の受験者(文系/理系両方)が利用した塾








④早稲田/慶應の受験者(文系/理系両方)が利用した塾








⑤旧帝一工の受験者(文系/理系両方)が利用した塾








⑥難関大受験者による通った塾の評価








⑦高校3年春の全国模試の偏差値55以下から上智MARCH/関関同立を受験した人が利用した塾








⑧高校3年春の全国模試の偏差値60以下から旧帝一工/早慶を受験した人が利用した塾








(参考)アンケートの実施方法、集計方法

以下は、どんな回答者にアンケートを取ったかが、気になる人だけ見て頂ければ幸いです。
気にならない人は飛ばしても大丈夫です。

<アンケートの実施方法について>

  • インターネットによるアンケート調査で全国の899人から回答を取得。
  • アンケート実施時期は2020年5月22~26日。

<アンケートの回答者について>
  • 年齢は18歳114人、19歳264人、20歳380人、21歳141人。
  • 性別は女性545人、男性354人。
  • 第一志望は関関同立110人、上智MARCH141人、早稲田/慶応134人、北大/東北大/名大/阪大/九大/一橋/東工大/国際教養218人、東大/京大128人、その他168人。
  • 出身高校の都道府県は、北海道25人、青森県7人、岩手県5人、宮城県21人、秋田県6人、山形県7人、福島県9人、茨城県14人、栃木県8人、群馬県12人、埼玉県48人、千葉県46人、東京都145人、神奈川県74人、新潟県10人、富山県11人、石川県10人、福井県2人、山梨県3人、長野県8人、岐阜県14人、静岡県20人、愛知県49人、三重県15人、滋賀県12人、京都府31人、大阪府83人、兵庫県55人、奈良県18人、和歌山県4人、鳥取県4人、島根県3人、岡山県7人、広島県21人、山口県5人、徳島県2人、香川県6人、愛媛県6人、高知県2人、福岡県28人、佐賀県1人、長崎県6人、熊本県1人、大分県3人、宮崎県3人、鹿児島県6人、沖縄県3人、国外9人、答えたくないが11人。
  • 高校は国立75人、公立493人、私立310人、海外9人、解答拒否9人、高校に通っていないが3人。
  • 指定した大学の受験者だけにアンケートを実施しました。事前アンケートをもとに合格した人を優先して回答してもらっていますので、実際の合格率よりも合格者の割合が高くなっています。

<集計方法について>
  • 該当大学受験者は併願者を含めますので第一志望とは限りません。
  • 2学部以上を受験した人は、それぞれの合否に応じて重複してカウントしています。
  • 浪人を経験した人も、現役のときにつかった問題集と現役のときの合否を回答してもらっています。
  • 複数の塾に通った人は、最もメインで使った塾を一つだけ選択肢してもらっています。
  • 塾は75の塾を選択肢として提示して単一選択形式で回答してもらっています。選択肢として提示していない塾は「その他:自由記入」で回答してもらっています。
  • アンケート回答者は、2017~2020年に受験した人なので、最近できた塾の使用者は少なく出てしまいますが、その点はお許しください。